50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

筋トレで骨を強くする

テレビや舞台と活躍されている三宅裕司さんがスキーの最中に転倒、大腿骨の転子部を骨折したとの報道が・・・よくメディアでも聞く大腿骨の骨折ですが、股関節にジョイントされている頸部、付け根の比較的細い部分をご高齢の方が骨折するケースが多いのですが、三宅さんの骨折した転子部は付け根ではなく太い部分を骨折してしまいました。アイスバーンで人を避けた際に横滑りして横倒し、骨盤の辺りを痛打されてしまったのでしょうか・・・

この大腿骨の転子部の上に大転子と言う箇所があります~聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。少し腰を横に突き出すと触れられる部位でもあります、この部分、辺りは太ももの筋肉などが丁度無い部分でもあります。股関節は意外に前後や左右に動かせるので、進化の過程でこの箇所は筋肉が無いのかな?と私の見解です(笑)

故に真横からの刺激に弱く、頸部、ではなく真横の転子部を骨折してしまったのかと思います。三宅さんはもうすぐ70歳という年齢も相まって、一般的に言われている骨粗しょう症も要因ではないか?と報じていました。

骨粗しょう症はあの骨が鬆(す)の状態、海綿のような状態を見せられてしまうと、恐怖でしかありません・・・メディアでも様々な骨を強くする食材や栄養が紹介されています。今回は栄養面は割愛させていただきます~

 

この骨粗しょう症を予防、骨を強くする方法は骨に物理的に力を加える、圧迫することが大切です、いわゆる筋トレ、ストレングストレーニングです。筋トレなどで筋肉が収縮するとその筋肉の中心の骨に圧力がかかります、この際の圧力が骨の中のカルシウムを呼び寄せる形になり、その骨の部分が強くなることが研究でも証明されています。

故に筋トレなど様々な運動をした後はタンパク質、カルシウムなどが豊富な栄養、食べ物を選択、摂取が大変重要になります。しっかり食べましょう~(笑)

大腿骨の頸部や転子部の骨折を防ぐには筋トレをすればいいのですが、ではどの様な筋トレがこれらの部分にカルシウムを呼び寄せる~変な言い方ですね(笑)圧力を加えるには股関節の深部、インナーマッスルの大腰筋です。この大腰筋はあまり重要視されていない筋肉でして、ここ数年ようやくメディアに出てきました・・・歩いたり階段を上る時は太もも、大腿四頭筋が一番使うと大半の方が思っているかと~実はインナーマッスルである大腰筋なのです。この大腰筋は骨盤や腰椎と大腿骨をゴムで回すように付着していて、大腿骨、太ももを持ち上げています。太ももはあくまでサポートする筋群です。テレビでフラダンスで大腰筋が太く、発達した~と流れていました。

この大腰筋群を筋トレするには、股関節を曲げる、屈曲を意識したスクワットや腹筋のシットアップという膝を立てて巻き上がるもの、後は鉄棒にぶら下がって両膝を持ち上げる、ハンギングレッグレイズという種目~しかし大腿部から殿筋に腹筋、背筋群を一度に刺激できるスクワットが一番かと思います。

股関節まわりは特に女性の方は障害が多い箇所でもあります、違和感や痛みなどある方は筋トレは止めて、出来れば専門医を探してレントゲンなどでの診断を受けるようにして下さい~