50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

サイドレイズを安全に行う

このサイドレイズと言う筋トレは、ダンベルを扱ったことがある方は一度は行ったことがあるかと思います。左右同じ重さのダンベルや鉄アレイをカラダの真横に水平に持ち上げる動作がサイドレイズです。この動作を行う為の主動筋は2つありまして、いわゆる三角筋とその下に存在するインナーマッスルである棘上筋と言うもの共同作用で動作が行われます。

三角筋をもう少し詳しくです~この三角筋は3つの線維の束に分けられます、カラダの全面の鎖骨につく線維、カラダの真横,肩峰(少し飛び出た手で触れる骨です)につく線維、そして背中側の肩甲骨につく線維~ひとつに見えますが、3つの筋肉の線維の束

がひとつに合わさっています。そしてこの3つは役割が分担されています、45°くらいまでは真ん中の肩峰につく線維がメインで、45°過ぎると3つがメインで、最後のカラダの真横に上げる時は真ん中除いた、鎖骨側と肩甲骨側と、非常に繊細な役割分担になっています。スミマセン~分かり難いですね(笑)

 

ダンベルを真横に水平に持ち上げる動作は、物理的にインナーマッスルである三角筋の下にある棘上筋が挟まりやすい構造、動作になっています。

ダンベルが重すぎたり、反動をつけたりする動作はインナーマッスルである棘上筋を挟んで、傷つける危険性がとても高いです・・・ボディービル系の筋トレだとどうしても高重量で反動をつけたり、最後の方のレップス、回数で筋肉を下す方を意識した

ネガティブの動作で筋肉を追い込んで乳酸をためる手法を行います。三角筋自体が小さい筋肉群なので焼けるような痛みが感じられます~この焼ける痛みが燃えるのですが(笑)

過ぎると傷めますのでご注意を~しくじり先生は声を大にして言いたいです(笑)

 

ではこのサイドレイズを安全に行うには?ですが、通常のマニュアルでは常にバレエの立ち姿勢のように、肩を下制、肩が上がらない姿勢で行うように指示しています~

これは理論的には正しいのですが、三角筋インナーマッスルなどを機能解剖学的に考えると関節に負担がかかり過ぎる危険性があります、出来れば最後の動作、水平にダンベルを持ち上げる時に僧帽筋群も使って三角筋群だけに、負荷が集中しないようにすることです。少し両肩を持ち上げる、肩甲骨も一緒に持ち上げるように~肩甲骨はがしですね(笑)

三角筋だけでなく僧帽筋群や肩甲骨まわりの筋群も動員して肩関節を守りましょう~

少し首をすくめるように一度行ってみて下さい~より三角筋の収縮も感じられるかと思いますが、くれぐれも高重量や反動をつけたりはご注意をされて下さい~