膝が痛い時の階段の下り方
お客様で膝蓋骨、膝のお皿を骨折、レッスンに復帰された時のアドバイスです。
膝の関節は鞍関節(あんかんせつ)と言われています、馬の背中に乗せる鞍、
くらに似ているので鞍関節と~膝の関節は前後に少しローリングしながら動き、
それの前方に膝蓋骨が守っている構造です。
馬の鞍、くらがピタッと密接されていなく、少し前後に動く不安定な状態が
人間の膝関節です。故に、膝蓋骨や靭帯や半月板に負担がかからないようにする為
には膝周りの筋群、特に太ももの大腿四頭筋の内側広筋の強化が必要になります。
この内側広筋の話は別の機会に~
膝が痛い時はどうしてもカラダを真っ直ぐに膝を曲げない様に、下りてしまいます。
階段を上がる時は膝への負担がないように、本能的に股関節を曲げる、カラダを前傾
させて上がるのですが、下りは高低の恐怖感があるので、股関節を使えない、使わない
下り方になってしまいます。
その方へのアドバイスです~手すりを握ってカラダを安定させて、マウンテンゴリラ
のように下りて下さい!と。見た目はよくありませんが(笑)足の裏全体で少しへっぴり腰で下りて、膝のお皿への負担を股関節、お尻まわりに分担させます。
笑いながら実践されて、痛くない~!と喜ばれていました(笑)